パタゴニア皆既日食

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レポートその2 マジ??!!!???の巻き

いつもギリギリに慌てて準備をする筆者は、今回も出発前1週間、殆ど寝ないで準備に当たり、例によって、「何故もっと早く準備しなかったのだろう」と自責の念にかられていました。この時、既に体調は下降気味でしたが、日食飛行機は、快適な室温で座って見れるのですから、少々体調不良でも、どうって事ない・・・・と思っておりました・・・・。

が、しか〜し・・・・

それは出発前日の事でした。

日食旅行社から、1通のメールが・・・・

'URGENT ANNOUNCEMENT'

ど・どしたの??(ドキドキ・・・・)

「日食飛行機ご予約の方に、大変重要なお知らせがございます。
誠に遺憾ながら、当社の契約しておりました日食チャーター機に、メジャー テクニカル プロブレムが発生し、修理に2週間もかかる事に・・・・・・・。」

えええええーーーーーーー!!!!!

日食機、故障ーーーーーーー??????????!!!!!!!!!!!!


うそうそうそうそーーー!

ありえないありえない・・・・

これはきっと夢。

悪い夢を見てるに違いない。

目を覚ませ!起きるんだ!

いや、目は開いている。

じゃあ、深呼吸して・・・

もう一度、落ち着いて・・・・

ゆっくり、読んでみよう・・・・・


・・・・・・


「日食飛行機が故障しまして・・・・・」



やっぱり故障だあああぁぁ。


「・・・・現在、代替機調達調整中ですが、念の為、地上観測のご用意もお願いします。

この場合、パタゴニアでの観測となります。厳冬地につき、防寒の準備を怠りなくお願い致します。」


まさに『青天の霹靂』

(日食機からみた青い空に霹靂が!!)

ああああああ、私の飛行機!私の席!私の窓!

みんなさよならかぁ〜〜〜・・・・・・???



えらいこっちゃ!
悲嘆にくれている暇などありません。
いや、悲嘆だなんて、縁起でもない。まだ飛ばないと決まった訳ではないし、当日まで、わからないとの事でした。

とにかく、地上観測の用意をせねば・・・・

ピタット君もテーブルクリップも、やわな三脚も、地上観測では、使い物になりません。
大きな三脚、簡易赤道儀、そのバッテリーに雲台、自由雲台、微動雲台・・・・

あ、日食フィルターを作らねばーーーー!!!
それに、ぶ厚いコートに、カイロに、耳あて、厚手袋、雪山用のブーツ・・・・・
もう、入らなーーい。
くつはどうしても入らない。無理。

仕方がないので、簡易アイゼンを入れる事にしました。
預け荷物は重量オーバーですが、出たとこ勝負です。スーツケースに入らなかった分は、手荷物として運ぶより他に道はありません。小さなリュックは、どでかいリュックにとって代わられてしまいました。


2010年皆既日食レポート その3につづく

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