オーストラリア観望旅行
その1

★出発まで。

旅行から既に3ヶ月が経ち、記憶も薄れているのですが、お世話になった皆さんへのお礼も兼ねて、やはりレポートの一筆ぐらい書いておこうと思います。

今回のオーストラリア観望旅行へのお誘いを受けたのは、昨年の双眼鏡・望遠鏡サミットの時でした。
南天教の教祖様である安田さん(前年のサミットの際、オーストラリアから帰国後、成田から愛知県のサミット会場まで、直行で参加して有名)、が、布教活動をされていて、つい、洗脳されてしまいました。

サミットには、安田さんだけでなく、既に何度かオーストラリアで観望を経験している(修行を積んでいる)信者さん達が、何人か参加されていました。皆から「南天だぁ・南天だぁ・・」と念仏を耳元で唱えられては、意志を強く持っていても、拒みきれません。
と、言いつつも・・・実は、これこそ御縁という物だったのかもしれません。

元から南天への関心は大いにありましたが、これまでご縁がなかったのです。
というのも、友人の西浜さんが、御友達とオーストラリアにNinja320を持ち込み観望旅行をされた記事が、以前、天文雑誌に載っていて、私はこの記事に釘付けでした。西浜さんご本人からもその様子が語られた時には、絶対、次回付いて行こうと思いました。

そんな風だったので、安田さんから南天MLに誘われた時は、渡りに船のように、二つ返事で入会しました。
MLではすぐ旅行の日程が設定されました。というか、驚いた事に、日程の半年以上も前から、トラさんが宿の確保をして下さっていました。6月の新月を挟む土曜〜翌日曜でした。
今年2月に、旅行のメンバー集めが開始されましたが、ML参加者で、関西在住は、どうやら私一人のようでした。

 私の選べるルートは3つ。
 関空-シドニー直行(JetStar)
 関空(伊丹だっけ?)-韓国-シドニー(マイレージで無料)
 伊丹-成田-シドニー(JAL みんなと一緒。)

関空-シドニー直行便もあるし、また、成田経由は、帰国後関西への乗り継ぎ便が無く、成田で1泊しないといけませんが、初参加で、迷惑をかける訳にも行かず、とにかく予約を入れました。
成田-シドニー 往復 61000円。安!
伊丹-成田便は無料でした。安田さんから紹介の形で、JALカードにも入会し、ボーナスマイルを双方ゲット。一週間以内ならキャンセルはできるので、キャンセル・即・予約の形で、2月から予約を更新し続けましたが、3月下旬、伊丹-成田便が満席になり、これをキャンセルすると、もう取れない状況になったので、遂に航空券を購入。これで、もう引き返せません。
一番乗り!なんて、喜んでいる場合ではありませんでした。
他の誰が行くのかもわからないし、本当にこのツアーが実施されるのかも確かではありませんでしたから、ポシャっても恨みっこなしでした。とにかく、私は行くと決心したのです。

チケットを購入すると、JALから連絡がありました。
伊丹-成田便が小さいので、荷物を自宅からシドニーまで無料で送ってくれるというのです。ラッキー!
もっとも、安田さんのNinja400を皆で分担して乗せる必要がある為、出発直前に、荷物を成田で降ろしてもらうようにしたのですが、それでも自宅から手荷物だけというのは、楽チン極楽です。

4月半ば、二人目参加確定。
5月okadaさん不参加決定。ショック!続いて同郷のOsさん不参加決定。残念。でも教祖参加予定。ホッ。
これでツアーが流れる事は無さそうです。
更に、ライトブリッジ40cmも機材に仲間入り。
安田さんのNinja400 御本尊が、黒大仏?で、ライトブリッジは白観音様って所でしょうか。
南天で、40cmドブソニアン比べなんて、何と贅沢な!
期待に小さな胸も膨らむ思いでした。

今年度はもっと暇になる予定だったのに、私事もあって、猛烈多忙な日々を送る内、体調が崩れて行く気がしました。頭痛、めまい、・・・旅行目前で、準備もしないといけないのに、体が言う事を聞きませんでした。

頑張るんだ!180度のエッジオン銀河(トラさん名言集より)が待っている!

6月初め、お互いに荷物調整をする為、ML上で持ち物リストが公開されました。
できるだけ詳細に・・・という事でしたが、うーん、女心というものもあり?、これは、DMにしたかったですね。これ以前の要請で、成田で、ニンジャの筒に、私の荷物を移し変えてくれないかというお話を頂いたのですが、いくら見えないように袋に入れても、下着やら何やらを空港でお披露目式なんて、それだけは勘弁して欲しいと思ったものでしたよ。

で、それほどなので、私は機材らしい機材は何も持って行かないようにしました。望遠鏡も双眼鏡も乗せず、クーナの空の証拠写真を残す為のカメラレンズと、今回の為に友人に作ってもらったポタ赤とだけを持参の予定で、MLにアップした所、ポタ赤は削って欲しいとの事。
え?どしよ。友人に無理言って作ってもらったのに・・。と思いつつも、泣く泣く、協力の為には、置いていくしかないと思いました。持って行った事にして、何か理由を付けて使わなかった口裏合わせを、MLでお願いしました。
でも、義理を欠くのはいけないし、サミットできっとバレルに違いないという事で、何とか持参させて頂く事になり、胸を撫で下ろしました。ホッ!



出発当日。結局準備はテキトーのままにこの日を迎えてしまいました。出発前々日に宅配屋が荷物を取りに来て、送ってしまったし、間際にあれもこれもと手荷物に詰めて、何とかなるわ!って、訳がわからないままの出発でした。

伊丹で搭乗直前、私の荷物は大きすぎて手に持って入れないと言われてびっくり。
20cmX40cm以内との事。
エーーー??。うっそー。聞いてないよー。(゚ロ゚ノ)ノ
幅20cm以内って、普通のブリーフケースさえ納まらない。
貴重品以外は預けて・・・と言われたので、全部貴重品です!と言いながら、クッション用の保冷バッグにPCとレンズを詰めた(詰め替えられるやん!)のですが、今度はキャリーケースの中が隙間だらけで、中身がごろごろしてしまう。見かねた係員が、この荷物は乗務員が機内で保管して、手渡し預かりにしてくれると言ってくれて、助かりました。

成田に着いて安田さんに連絡すると、Oiさんと荷物の詰め替えを始める所でした。

オーストラリアへの機内預け荷物は、重量制限はあっても、体積制限は無いようで、Ninja400の鏡筒のように、大きな物も大丈夫という事でした。二人(Oiさんと安田さん)の衣類他、荷物を筒にいれて、体重計に乗り、調整。ウェイト(なぜかブランド物!)は私が引き受け、Ninjaケースをプチプチで巻いて、できあがり。でかい!
よくまあ、こんな物を持って行くものだと、その根性に脱帽です。

私は帰国当日、成田に1泊するのですが、ホテルには、無料駐車場のサービスがあるので、安田さんがこれを利用する事になりました。
安田さんと車をホテル駐車場に入れて、空港に戻ると、不参加表明をしていたokadaさんの姿が!
「実は僕も参加するんだー」「びっくりさせようと思ってね」って。
Big Surprise! すっかり信じちゃいましたョ。(^^ゞ

さて、重量制限が危うかったのですが、何とかチェックインを済まして、皆で、夕食。
さあ、A国に向けて、テイクオフだぁ。



次(その2)へ

その1 出発前
その2 道中から現地
その3 天の川他
その4 ηカリーナ星、グリーンフラッシュ他
その5 黄道光、二重星、他、南天名所
その6 お別れ、スナップショット
その7 失敗だらけの画像類(当分未完)


南天教教祖様のブログ

あすとろけいTOP