イタリアの星仲間と天文フェアー

ちょっとイタリアに行って来ましたぁ。

イタリア人の友人、パオロは同じ天文MLの仲間で、初めて会ったのは、スペインの金環日食の時でした。会うなり、私の「こども達に星を観せる会」の活動について、熱心に聞いてきました。彼も、ボランティアで同様の活動をしていて、興味津々だったのですが、日本語だけのサイトで、海外の人達が見ているとは思っていませんでしたから、とても驚きました。

で、翻訳しておくと約束したまま、2年半。忘れた頃に、パオロからメールをもらい、天文フェアで、私の活動を紹介したいと言われました。ただ、この時点ではまだ先の話だったので、「へえ」で終ったのですが、11月半ばになって、12月1日-2日に本当にやるとの事。

11月20日。「ホントにやるんだ?」と返信し、会のウェブページを一部でも翻訳せねば・・・と、大慌てで、一部のみ、テキトーに英訳して、アップ。又、会のロゴと活動の写真を送ってほしいと言われたのですが、撮影当時の元画像が出てこないので、ホームページ上の画像を加工。又、ロゴという物が無いので、バナーに近いものを慌てて造りました。画質の良い物を・・とか言われて、メールのやりとりをしている内に、「そうだ!丁度良い機会だから、イタリアに行っちゃおう!」と思い立ちました。例年だと、この時期忙しくて、身動きが取れないのですが、今年は、少し余裕があります。こういうチャンスはそうあるものではありません。

11月22日、20年間音信不通だった、ローマの同級生にも連絡が取れて、マイレージの航空券が取れたら行く!と決めました。
パオロからは、「来るなら、レクチャーしてね。」と言われて、何を話すのかもわからないまま、とにかく、25日にエアーチケットをゲット。
乗り継ぎ2回もしないといけませんが、取れただけ、ラッキーと思いました。
29日出発なので、準備の時間などなく、スーツケースに、何でも突っ込んで、おしまい。
パスポートと頭痛薬だけ持っていれば、何とかなる?忘れ物の10個や20個、平気平気。
29日早朝自宅出発。フランクフルトからウィーン行き、30分遅れ。ヤバイ。ウィーン到着時刻が乗継便の搭乗時刻よりも遅いという事態になってしまいました。ウィーンで走りに走って、何とか最後の一人として、滑り込めて、ほっとしたのも束の間、ベニスに着いても、荷物が出てきません。
各々の荷物が全部引き取られて、ベルトコンベヤーは、何も乗せずにむなしく回り、そうして、遂に止まったのです。

受付で、お詫びのアメニティーグッズを頂いて、深夜12時頃、ジャケットも無く、寒空の中、ベニスの街に放り出される事になりました。
ホテルは20km?離れたメストレ駅付近に予約してありました。シャトルバスを探し、ようやくホテルに到着。不運?は続きます。電車が翌朝からスト突入確実と言われ、ホテルを駅前にした意味がありませんでした。友人に連絡した所、翌日午後、会社をお休みして、遠路、迎えに来てくれる事になりました。災い転じて福となす!! 
翌日の予定:ベネチア市内観光→待ち合わせ→空港→ラベンナ→友人家族と夕食→プラネ(レクチャー)→ホテル。

ただ、問題は、荷物が無いと、パソコンも、携帯も、カメラ電池も充電できない事でした。レクチャーの用意もできません。いずれも、電池切れすれすれでした。携帯は友人との命綱なので、これだけは死守しなければなりません。

翌日、一人でベネチア観光を思う存分満喫した後、友人と空港に荷物を取りに行った所、朝便で到着予定の荷物がまだ着いていないのです。
私はレクチャーを跳ばしたら良いと思いました(準備できてないし)が、友人は困った顔。
空港で待つ事4時間。9時近くにようやく、荷物をゲット。一路ラベンナへ。夜11時ラベンナ到着。プラネタリウムに到着すると、何と、パオロの星仲間数人がずううううっと待っていてくれたのです。えーーー!!。待っていてくれたんだぁあ!
入口には日本語で「ようこそ」の幕!!感激!うるうる・・・。それに、何時間も待たせてしまって、申し訳ない気持ちで一杯でした。
可愛いオードブルもあり、乾杯。ささやかながら、心のこもった歓迎会をして下さって、本当に嬉しかったです。

ありがとう!Grazie!!



解散前に残ったメンバーで記念撮影。深夜まで、本当にありがとうございました。
Welcome! 待ってたよー。 文字あっている?ロゴ入りで、オリジナルなのがよくわかりました。 レクチャー室。設備が整っていました。
マルコの自作ドブ。 こんな活動してんでぇ。 天文フェアーのポスターなど。 プラネタリウムはツァイス制。
日本の緯度に合わせて、プラネ上映や説明をして下さいました。彼らはこのプラネの運営もしており、プログラム製作も解説も行うそうです。 天文年鑑風の物も発行しているそうで、本格的!お土産に頂きました。
いろいろプレゼントを頂きました。 じゃあ、こちらからも・・・和風の物を・・・
あれ?これじゃないし、どこ行った??
レクチャーは、スキップ。深夜12時を回っていて、会場はもう空っぽだし、仲間も、皆さんお疲れ顔で、早く解散せねば。


イタリアの天文フェアー

翌日、ラベンナの町をゆっくり案内して頂き、夕方ようやく天文フェアーに来ました。
中はどえりゃー(何故に名古屋弁?)広い!!
会場は見えている範囲だけではなく、又、会場の全てが天文という事でもないようですが、天文関係だけでも、ショップや団体・同好会のブースが沢山あり、親睦や交流、情報交換の場でもあるようです。ジャンク販売もあり、こんなんなら、もっと早く来れば良かったと思いました。

天文フェアー入口。 広ーーーーーーい!!!
この通路が3本はありました。
ブースがいっぱいで、出店にショップは有料、同好会は無料だそうです。 友人達のブース。
「ラベンナの科学の父?」と呼ばれているおじさん。でんじろう先生みたい。
励起の実験をして下さいました。
有名な女性天文家(お名前を忘れました。ごめんなさい。) ブース前で写真を撮る姿を撮られてしまったす。 ここここ。当初の予定よりも、凄く小さくなってしまったけれど(写真が足りなかった所為?)、こんな風にできました。


友人の会の活動は広いようです。↑太陽光で料理をする調理器具も有り。


天文フェアの画像はまだまだ山とありますが、一部を並べておきます。

ディナーをご馳走になりました。イタリアの食べ物は、どれも文句無くとてもおいしかったです。下の画像は一部で、あと野菜類やサラダも頂きました。量は多かったのですが、非常においしかったので、少食の私でも、かなり食べる事ができました。ワインもおいしかったです。ご馳走様でした。Buono!

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