スターダストボックス(ごみ箱ドブ)2号機
1991年製作のご紹介
1991年に製作されたものはスターダストボックスの2作目となります。
以下、篠原さんからのコメントをそのまま掲載させて頂きます。
ここでは紹介しておりませんが、下記ののち、微動装置やモーターがついたり、更に簡易赤道着もできて、いつでも増殖・リニューアル中です。
以前、友人が20cmF=5.0の鏡を手に入れ、私にドブソニアン型望遠鏡の製作依頼がありました。
コンセプトとして手軽に星空を見られるということに重点をおき、製作をしました。
自分としては、なかなか良い出来だったので、こんどは自分用の20cmF=6.0の鏡を手に入れて、
2号機を製作することにしました。
概要は、鏡室本体から、伸縮式の2段の筒が出てきて、ドブソニアン本来の形となる、といったものです。
使わないときには、縮めておくことができますので、移動と収納にはたいへん便利です。
それでは各ユニットごとに説明したいとおもいます。
望遠鏡の組み立て
鏡室本体鏡室本体は、強度をだすために合板を二枚重ねにし、 かつたがいちがいに組み合わせる様に設計しました。 合板は5.5mmのものをDIY ショツプにてカットしてもらいました。 あとは、その合板を持ち帰り 接着剤と真鍮のくぎにて プラモを組み立てる様な感覚で組み上げました。 架台部分も 同様で、90cm×180cmの合板で なんとかまにあったような気がしました。 鏡室の内径は、収縮部分の筒にゴミ箱を使う予定(下記「伸縮式鏡筒」参照) だったので、その外径から鏡室の内径をきめて、 240mm×240mm×400mmとしました。 |
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伸縮式鏡筒DIYショツプにてゴミ箱をみつけていましたので、 店にある在庫から2段伸縮ができる様な組み合わせに適した物を物色し、使用しました。 そのままでは使用できませんので、底をぬき使用しました。 更に収縮時の補強のためにアルミのフラット板をエポキシ接着剤にて張り付けました。 もちろん、接眼部取り付けのために50mmの穴も開けました。 本当は専用鏡筒のために筒を丸めたいところだったのですが、 接合部分に不安がありましたので、今回はこれにしました。 |
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接眼部いままで何回か変えてきましたが、 現在はアルミ板とデブゴン(パテ?)で製作したものを使っています。 具体的には3mm厚アルミ板に50mmの穴をあけたものを さらに鏡筒のRに合わせて曲げベースとし、 これにデブゴンで製作したシュミカセ用の2Bスリ−ブを繋いでいます。 継ぎ目をなめらかにするためにベースにもデブコンを盛っています。 ピント合わせのための微動装置はゴムロ−ラ−でスム−ズに動きます。 現在は、2Bアイピ−スまで使用出来るようにしています。 |
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架台部 もっともオ−ソドックスなドブソニアンの形としましたが、 コンパクトにするにはやはりこの形がいいのでしょうか? ここでも5.5mmの合板で、たがいちがいの組み合わせにて強度を上げています。 さらにアルミアングルにて強度を増しています。惑星も見ることもありますので、あとから電動にて微動装置をつけました。 フアインダ− ペンタックスの6×30を付けていますが、ワンタッチで脱着でき、便利です. |
撤収の時はファインダーを外し、 |
使用しての感想 組み上げたあとこの望遠鏡で最初に星をみたのは、 現在の土星の輪の裏がこちらに見えていた頃で、 カッシ−ニの間隙がくっきり見えていました。それからずいぶん使用して改造もしてきました。 コンパクトなのであまり負担にならないのがいいのでしょうか?
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