第9回双眼鏡・望遠鏡サミット その2
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後半レポートの個人的注目として、双眼鏡サミットに欠かせない石石石さんの双眼鏡講座です。
ご覧下さい。このテーブルの上の双眼鏡。機材紹介の紙が何枚あっても足りませんね。
これでも極一部だそうです。レア物いっぱいです。
これらの一つ一つにエピソードがあるのです。石さんの熱い思いは、双眼鏡が全然わからない筆者にも、ひしひしと伝わって来ました。

ためるだけでなく、結構売り買いされて、入れ替わっているとの事です。「昨年30個購入されたけど、今後は年に20個までにしようと思う・・・」とおっしゃったような・・・。耳を疑いました。一生でも30台の双眼鏡を買う人は稀だと思いますよ。

もひとつ、目立ったのは、このPST双眼望遠の3台。
トラらん、中野さん、okada さんの、トリプル・ツインです。
3台が並んでいる姿を確かに撮影した覚えがありますが、画像が見当たらない所を見ると、撮影に失敗してしまったようです。って書きましたが、ありました〜。
並んだ〜並んだ〜♪

PSTがいくら安いと言っても、Hαですから、それなりの金額にはなるわけなのに、揃いも揃ってツインにしてしまう所が、双眼病の怖さです。
サミット参加者の多くが、アイピースでも何でも、
「気がつくと手には二本持っている」人達です。
恐ろしや〜。
←左
田中正一さんの33cm自作ドブです。F4.5
トップリングをスライドさせて、単眼にも双眼にもできるそうです。光軸が変わらない所が凄いですね。
耳軸は組み立て家具のパーツを利用されたそうです。
耳軸下に見えるアイピースホルダーは、蝶番で折畳み、マグネットで固定してあるそうです。
右→
田中正一さんの屈折望遠鏡です。
ビクセン?のフローライトでしょうか?双眼装置付きです。西岡さん製作の双眼装置?でしょうか。
←左
高知からお越しの武道家?横山さんのシュミカセ20cm(C8EXでしょうか?)のツインです。架台がテーブルになっていて、双眼鏡などの物も置けるし、観望記録なども書きやすそうです。

右→
あれ?コスモキッズを縦割りにしてしまって、ツインになってますね。
これは、いいですねえ。可愛いし、もう一台作って頂きたい!

光学機器ではありませんが、横山さんはオカリナや尺八も自作されるそうです。オカリナ一個欲しかったです。(子供さん、優先なんで。)
←左
丸山さんの「金太郎」です。
金色が、楽器風で、おしゃれで可愛い作品です。
オペラ座バルコニーのボックスシートで、セレブなお嬢様の、「じい。あれを。」の声で、すかさず出てくる金色の双眼望遠鏡。そんな一品ですね。(意味不明?)

右→
高野さんのVixen R200SS のツインです。
200倍での手動追尾ができるそうです。
鏡筒が離れているので、頭が邪魔にならないようです。
←左
安田さんの Ninja 400 です。
ファインダーが何と、スカイ90です。
贅沢なファインダーですねぇ
広視野低倍率のSky90の像と拡大詳細のNinjaの像との比較。リッチな楽しみ方です。

今回、Deep Sky マニアの安田さんには、かなり、ぶったまげました。
Hβフィルター付き双眼鏡で、バーナードループが見えたり、ノーフィルター武蔵で馬頭が楽勝との事でした。
感度も磨いているのでしょうが、やはり回数こなして、修行を積んでいるのだと思います。
そしてすでに、星図はきっちり頭に入っているのに、携帯で常に星図を持ち歩いています。彼の星図を見る眼は、たまごっちを見る子供?のようです。年中開けて見ては、安堵するのです。きっと安田さんの手の中で星図がすくすくと育っているのでしょう。
←左
ロングヒルさんのホワィティードブです。
その価格と思えないほどの見え味で、コストパフォーマンス最高です。

右→
ロングヒルさんの、ミニボーグツインです。

ロングヒルさんは、Ninja 320もお持ちです。
5年前に、天文を再開して、目下機材が増殖中だそうです。
一昨年、車の免許も取られたとの事。
これだけ機材があれば、車は必需品ですね。Ninja 一つでも、とても肩にかついでは行けません。
左右とも
suzuken さんの長筒です。
本当にながーーーーーーーい。(おつきあい。京都銀行・・・ローカルなギャグですみません)
口径10cm。F16だそうです。
惑星など、さぞかし、良く見えるのでしょうね。
←左
村井さんのボーグ150EDツインです。
松本式EMSを使っています。
この画像では、ツインに見えませんね。すみません。

右→
杉浦さんの15cm?反射望遠鏡です。
今回はお持ちではありませんでしたが、杉浦さんもNinja 使いです。
Ninja ユーザー本当に多いですね。
杉浦さんはボランティアスタッフです。お世話になりました〜。
←左
Ninja400 ですね。
背中に立っている星図台がいいですね。絵が描けそうです。
海外の大判星図本も乗せられるでしょう。
マグネットバインダー?で、鏡筒にデータ類なども貼り付ける所が、いよいよマニアックで研究者って感じです。
頭の向こうに見える赤いのはテルラドファインダーのようです。もう一つファインダーのような物が見えます。

右→
藤原さんのシュワルツ150s ツインと、ネリウス80ED です。
今年はネリウスも多いですね。
←左
上林さんのR200SSです。ガイド鏡付きです。
機材屋さんや観望屋さんの多いサミットで、数少ない撮影派です。ポタージュスープの中のクルトンのようで(以前、コンソメスープって書いてありましたが、ポタージュの中のコンソメって、訳わからんし・・・笑)、正直ほっとするような気分です。御園の空は、撮影にも向いています。日食もあちらこちらいらっしゃっているそうです。


右→
伊沢さんの、宮内22倍77mm対空双眼です。使いやすいサイズで、天の川下りなど、気持ちいいです。
会場で、自分達の機材を一枚ぐらい撮っておくものだと思いますが、すっかり忘れてますた。

で、安田さんが、ご親切に、私達の機材紹介の画像を送って下さいました!
安田さま〜 
本当にありがとうございました〜!!
夜なべドブ
+ポンセット
あ〜ら不思議
縮んだ!
タダー!ゴミ缶ドブ
+ポンセット+製作者しのはらさん
ズがたか〜い。
この地球照が目に入らぬか!
←左
okada さんのSky90のツインです。
フローライト・アポクロマートの合玉です。f500mm なので、明るく視野が広くて、一本でも気持ちいいですが、2本そろうと、更に気分爽快です。

右→
Shinobee さんのNinja 320 です。
お名前にもぴったりの機材です。
女性で、これだけ大きな口径を取り回す方は、珍しいです。
長野は空もいいですから、機材も活躍できますねえ。

okada さんも Shinobee さんも安田さんも,この辺りの方は皆さん、星見にオーストラリアまで行ってしまう方々です。
トラさんのはキャップがNikon だー!
PSTツインのお三方です。左からokada さん、中野さん、トラさんです。
←左
トラさんのキャノン10X42の双眼鏡です。
ステップダウンリングをつけて、2インチフィルターが入れられるようになっています。
カリフォルニア星雲とかバーナードループなど、大きな星雲をフィルター付きで見る事ができます。って言うか、こういう物を双眼鏡で見るなんて、今まで、考えた事がありませんでした。グッド!

右→
トラさんのシュワルツ150s のツインです。
この会場で多い鏡筒は、シュワルツ、ネリウス、ニンジャ。
合計何本あるでしょう?会場風景だけで、笠井さんが泣いて喜びそうです。

加藤 正さんの宮内Bs-77i に自作フリーストップ架台です。
天文雑誌で紹介のあった架台で、高さも方向も自在のフリーストップです。
nino さんのNinja 400 です。(Y さんの大きな背中が・・・)
フィルターワークが凄くて、上のようなフィルタースライダーを3,4本お持ちでした。
接眼部の遮光は、シンプルですが、大変役立ちます。
nino さんのTS-160X
田口鏡です。架台の90Sも含めお宝ものですね。
←左
西岡さんの45cm自作ドブです。
双眼用トラスは、え?木製ですか??(単眼用はアルミだそうです。)
ミラーに、観音開きの蓋がついています。
鏡室の取っ手がたんすの引き出しを想像させます。
主鏡保持枠裏にカウンターウェイトがついているようです。
双眼装置も自作されています。「西岡式双眼装置」スカイクルーザーです。
西岡さん、KIKUTA さん、池田さん など、双眼装置も自作してしまう所が凄いです。
右→
鳥羽山さんのボーグ100ツインです。
双眼装置がイタリア製で、信じて代金を振り込んだけれど、ブツが来なくて、半年間、ハラハラされた・・とか。
ボーグの筒にお似合いの白くスッキリしたデザインです。
←左
uto さんの45cm自作(設計)望遠鏡です。
建築士のお父様に設計図を送って、製作して頂いたそうで、さすが、プロ。美しさが違います。
この木の色、カーブ、細さ。す・て・き〜。
お父様のアイディアで?、テーブル付きで届いたとか?便利で、しかも更に家具調!(鏡側に物が落ちても大丈夫なように、使用の際は、鏡筒カバーをつけるそうです。)
フィルター付きで、馬頭星雲など、見せていただきました。観望にも鑑賞にもいい、一品です。

右→
清水さんの反射双眼望遠鏡「双八」(スゴハチと読むようです。)です。八角形のフレームにそれぞれ8本(当然ですが)のシャフトが入っています。部品切り出しだけでも大変そうです。みなさん、本当に良くなさいます。
あ、確か奥様へのプレゼントだったような。素敵ですね。
じろーさんのスリーショットです。どの一品も、いや、一本も羨望物です。
TOA130 ツイン! コロナドPronto ダブルスタック コーワ ハイランダー プロミナーですかね?
一番右にあるのはテレビュー85 のEMS双眼仕様?
大切な望遠鏡を忘れていました。
これです。これなしでは、サミットは始まりません。
言わずと知れた服部さんのBig Bino です。
25cm屈折双眼望遠鏡です。今の所屈折双眼望遠鏡では、世界一です。(昨年から、その座がおびやかされていますが。)
暗幕と、背中の板が目新しい点です。露よけヒーターもつけたそうですが、初日はヒーターは要らないぐらいでした。また、動かすのに、ハンドルというかノブが付いたのですが、まだやや強度不足?とおっしゃったように思います。
暗幕をかけて観望されている方を見ると、ホントーに怪し気です。
でも、覗くと、目の前に広がる宇宙に魅せられてしまいます。
サミット開催からHPまで、本当にご苦労様です!

機材紹介は、以上のような感じでした。他にも機材は沢山あったと思います。女性の観望マニアTon さんのバイパーツインとかも漏れてしまいましたね。漏れてしまった方には本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
又、間違いなどございましたら、是非、メールにて、ご指摘下さいませ。
機材をお持ちでない方の紹介もなくって申し訳ありません。奥様達や女性達、ご家族も、結構、濃い方も居られましたし、また、お世話になりました。



フリマの争奪戦?です。

閉会式風景です。
お疲れ様でした〜。
ロッジ前に、みかん?が、たわわになっていました。
秋ののどかな風景です。


加藤さん御一行様のお帰りです。
帰りの道中も楽しそうです。
Fly me to the moon ..... ♪
歌声と笑い声が車の中から聞こえて来るようです。


スタッフの皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました〜。


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サミットの公式サイト(服部さんのBIG BINO のサイト)

ちゃっきりのHPへ行ってみる?