火星超超大大接近
今年2003年は火星の大接近の年。
そこで、どの程度、どえらい事なのか、データを集めてみました。
(更なる詳細データと変な突っ込みはこちらをクリック)
過去にさかのぼったデータの詳細が出たようです。
今回の距離より短いのは、過去にさかのぼること、約6万年・・・・
57,537B.C→ データによっては紀元前57617年9月12日(時刻は力学時、日付はユリウス歴)だそうです。
date |
っていつ? |
視直径 |
地球からの距離 |
言い換えると |
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紀元前57617年9月12日 |
大昔 |
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5571万8千km |
超大大接近 |
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: |
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1901年2月23日 |
102年前 |
13.7秒 |
10134万km |
小小接近 |
1909年9月18日 |
94年前 |
24.0秒 |
5826万km |
大接近 |
1924年8月22日 |
79年前 |
25.10秒 |
5578万km |
超大大接近 |
1939年7月27日 |
64年前 |
24.1秒 |
5803万km |
大接近 |
1956年9月7日 |
47年前 |
24.8秒 |
5656万km |
大大接近 |
1971年8月12日 |
32年前 |
25.0秒 |
5620万km |
大大接近 |
1988年9月22日 |
15年前 |
23.7秒 |
5881万km |
大接近 |
2001年6月13日 |
2年前 |
20.2秒 |
6734万km |
中接近 |
2003年8月27日 |
今年 |
25.11秒 |
5576万km |
超大大接近 |
2005年11月7日 |
2年後 |
19.7秒 |
6942万km |
中接近 |
2018年7月28日 |
15年後 |
24.1秒 |
5759万km |
大接近 |
2035年9月11日 |
32年後 |
24.6秒 |
5690万km |
大大接近 |
2050年8月15日 |
47年後 |
25.02秒 |
5596万km |
超大大接近 |
2067年9月26日 |
64年後 |
23.6秒 |
5934万km |
大接近 |
2082年8月30日 |
79年後 |
25.1秒 |
5588万km |
超大大接近 |
2097年8月3日 |
94年後 |
24.5秒 |
5713万km |
大接近 |
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: |
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2287年8月28日 |
284年後 |
25.15秒 |
5569万km |
超大大接近 |
2729年9月8日 |
726年後 |
25.16秒 |
5565万km |
超大大接近 |
平均 |
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18秒 |
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(5500万km代を超大大接近とし、5600万km代を大大接近としました。)
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つまり、今回を超える超超大大接近は、過去には、6万年近くまで、さかのぼってしまうのです。
未来はというと、284年後になります。
火星と地球はは2年2ヶ月に一度、接近します。
と言うか、地球が1年で太陽の周りを回っているのに、火星は約1.9年かかるので、地球が火星を追いこすのです。
その接近の中でも、15年、又は17年ごとに、大接近があると知られています。
火星は、軌道がひずんでいるので、
(冥王星についで、ひずんでいるのです。あ、その後、2006年に冥王星は、惑星から外されてしまいましたね。追記)
接近にも大接近の場合と、小接近の場合があります。
大雑把に言って、夏場(北半球の夏場)の接近は大接近が多く、冬場の接近は小接近が多いと言えます。
(火星の公転軌道が、8月後半に太陽に近いからです。遠い未来では、秋頃に移っていくようです。)
また、今回の大接近が、地球から5576万kmまで近づくのに対して、
小接近の場合は1億kmも離れています。
(近日点距離:1.381au 遠日点距離;1.666au)
ちなみに今回の最接近の日時は
東京:8月27日23時28分頃 大阪:8月27日23時43分頃
その他のデータも書いておきますね。
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火星 |
地球 |
太陽からの平均距離 |
2億2279万km |
1億4960万km |
公転周期 |
686.98地球日(約1年11ヶ月) |
365.24日 |
自転周期(対恒星) |
24.63時間 (24時間37分) |
23.93時間 |
赤道半径 |
3397km |
6378km |
重力 |
地球の0.38倍 |
9.8m/sec2 |
密度 |
3.9 |
5.5 |
赤道重力(表面での引力) |
地球の0.37倍 |
1 |
太陽から受ける熱量 |
地球の43% |
1 |
自転軸(赤道傾斜角) |
25.2° |
23.4° |
衛星 |
2こ |
1こ |
火星の衛星
名前 |
大きさ |
火星からの距離 |
フォボス |
25×22×18km |
9376km |
デイモス |
16×12×10km |
2万3507km |
火星には、じゃがいものような形をした2つの衛星のフォボスとダイモス(ディモス)があります。これらの衛星は、火星の引力によりとらえられた小惑星だと考えられています。
火星は地球と同じように、傾いていて、その傾きも25.2度と、
地球の23.4°とよく似ています。なので、地球と同じように四季があり、
公転周期がほぼ倍なので四季の長さも、地球の倍ほどになるそうです。
又、火星は引力が地球の4割ほどしかなく、
火星の大気は主に二酸化炭素で、地球の気圧の100分の1以下ですって。うすーい!
火星の赤道の正午には温度は10度まであがるのですが、
日没前には氷点下になります。
夜明け前の温度はマイナス84°!
1日の温度の変化は94度にもなります。
火星面全体の平均温度はマイナス43°だそうです。
参照:横浜こども科学館、こども宇宙教室、月光天文台、国立天文台
火星のページの目次はこちら
更なる詳細のデータと突っ込みのページ1もできました。→こちらにどうぞ
更に更に紀元前後9000年間分のデータをもとに突っ込みのページ2を作りました。
(ついでに大接近周期表をかなり変な曲にしました!)→こちら
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