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2004全日本選抜体重別柔道選手権

開催日 2004/04/04 男子7階級
開催地 福岡県福岡市民体育館
結果 1回戦敗退(全8選手参加)
大会サイト 全日本柔道連盟
テレビ放送 テレビ朝日系列 2004/04/04 16:00〜17:25予定
備考 アテネ五輪代表最終選考会

大会結果
1回戦:内柴 正人選手(旭化成) 一本負
ポイント:内柴選手 一本背負投+指導

試合映像
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観戦記
講道館杯準決勝での対戦以来となる、両選手の対戦です。今気づきましたが、この日、小室選手は右手に白い包帯(テーピング?)を巻きつけていましたが、怪我でもされていたのでしょうか?

内柴選手は左手で先に小室選手の右襟を持ち、圧力を掛けて回りながら足払い、そして後ろに倒れての巴投げを出しますが、崩れて小室選手が上になり、「待て」

今度は組み合ってからすぐに内柴選手は大内を仕掛けますが、小室選手はそれを外してから、巴投げを仕掛けます。これは内柴選手が引き込まれずに、「待て」です。

内柴選手は組際からすぐに左で襟をしっかりと握り、今度は右を持つとすぐに膝をついての背負いを出します。ここは小室選手が迅速に回りこみ、帯を持ってすぐ下に入り、寝技でひっくり返そうとします。しかしこえは内柴選手が立って、「待て」です。

両選手、向き合い、今度は小室選手から組み手を取りに行きます。内柴選手はそれをさばき、この日の組み立ての形である、「左襟→右袖絞り」、上から圧力をかけ、優位な組み手で相手を振り回しながら足技を出します。小室選手は飛びつきの腕十字を敢行しますが、これはすっぽ抜けます。

小室選手は先に組みに行き、左で襟、右で内柴選手の肩口を掴んで、自分の組み手を作ります。しかし、この右が内柴選手の強引な動きであっさり切られるような印象で、右手の握力が落ちているように感じます。

自分に有利な形で組みかえると、すぐ内柴選手は潜り込んでの背負いを出し、そこを小室選手は防ぐと得意の寝技へと持っていこうとしますが、ここでも帯を持つはずの右手が抜けてしまい、この試みは失敗します。

ここで、小室選手に「指導」です。

内柴選手、果敢に前に出て、荒々しく左釣手を動かして小室選手の右引き手を切ると、そのまま深く潜り込んでの左の一本背負い投げを出します。これは小室選手が外しますが、内柴選手は上からあおり、小室選手が座ったところで「待て」です。

そして同じような形から内柴選手は振り回しての背負い、さらにもう一度、繰り返しての背負いで小室選手を担ぎ上げ、背中から落としました。

試合時間は1:54でしょうか。

会場では気づきませんでしたが、こうして見ると、小室選手の怪我をしていたと思える右手が、内柴選手の左釣手の自由自在な動きを許してしまったように感じます。

大会出場、お疲れ様でした。

優勝:内柴 正人選手(旭化成)
2位:鳥居 智男選手(了徳寺学園職)
3位:篠崎 悠選手 (了徳寺学園職)
  :北川 勝広選手(K.K.スポーツ)
 
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