ナデックボは、石ころだらけの急な山道だった。 滑らないように気をつけながら、一人一人順番に下りていった。 しかし、急なところを下ってばかりいるので膝が笑ってくる。 おまけに石が濡れているので、何度か尻餅をついてしまった。 途中、何トンもあるような大きな石が転がっていた。 「前に歩いた時はなかったけどな…」とリーダーが言った。 どうやら雪崩の時に転がってきたものらしい。 歩いている時に、こんな大きな石がぶつかってきたらひとたまりもない。 |
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雪は中腹辺りの植物の葉の上にも積もっていた。 ブルーベリーの仲間だろうか、小さな黒い実をつけて紅葉していた。 |
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下界が近づいてくると天候も良くなり、眼下に尾瀬沼が見えてきた。 風が強いのか、尾瀬沼が白く波立っている。 晴れていたら山頂から見ることができたのに…と少し残念に思ったが、また次回のお楽しみということだろうと納得した。 |
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休憩を兼ねて立ち止まると、「あれが大清水平、あれが小沼」とリーダーが説明してくれる。 遠過ぎて、コンパクトデジカメのズームでは上手く撮影出来なかった。 |