背の高いウラジロヨウラクの木があった。
湿原で見るのは私より背の低い木ばかりなので、本当にウラジロヨウラク?と疑問に思ってしまった。

帰ってから図鑑を見たら、特徴:高さ1〜2メートルと書いてあった。
湿原で見たのが1メートルの方で、ここで見たのが2メートルの方だったのね〜と納得した。
ウラジロヨウラクの隣に咲いていた小さな花は、知らない花だった。コヨウラクツツジよりほんの少し大きくて、花が釣鐘状だ。

帰ってから調べたらオオバスノキだという。
図鑑には、7月下旬に行く予定の鳥海山に咲くオオバスノキの写真が載っていて、ちょっと親近感が沸いた。
樹林帯の向こうに大江湿原が見え始める…私はこの場所が大好きだ。
何かいいことがたくさん待っているような気がして、わくわくしてくる。
今日の尾瀬はいったいどんな表情で、私を待っていてくれるのだろう?
樹林帯を抜けると、ワタスゲの群落が目に飛び込んできた。
オレンジ色のレンゲツツジがちょうどいい具合に花を添えている。
前に進むのがもったいないような気がして、しばらくここから見える風景を楽しんだ。
〜2003年7月5日-6日:沼山峠から尾瀬沼&三条ノ滝へ〜3       
前のページへ

次のページへ