〜2003年6月1日-2日:鳩待峠から尾瀬ヶ原へ〜4
夜中の12時頃、窓を開けてみたら、満天の星空だった。雨に洗われたせいか、星が大きくキラキラ輝いて見えた。
でも、翌朝起きてみるとまた雲が広がっていた。
朝焼けはなく、霧が少し出ていて、木道にじっと佇んでいると肌寒く感じた。

朝7時、尾瀬小屋を出発して赤田代に向かった。
途中の湿原には、水芭蕉とリュウキンカがたくさん咲いていた。
左前方には、残雪の景鶴山が見えている。
上空には雲が多いが、山頂ははっきり見えていて、雲の切れ間から時々光が差し始めていた。
元湯山荘に荷物を預け、トガクシショウマを見に行った。
段吉新道方面に歩き出すと、まだ木道上に雪が残っていた。

去年の5月下旬にここに来たとき、ツバメオモトも咲いていたので探してみたが、今年は見つからなかった。

コミヤマカタバミは朝寝坊なので、まだ睡眠中だった。
…Zzz…。
カタバミのずっと上には、タムシバが咲いていた。
エンレイソウはあちこちで見られた。
たまに白花のミヤマエンレイソウもあったが、普通のエンレイソウが圧倒的に多かった。

段吉新道沿いにはツクバネソウもたくさん咲いていて、まだつぼみだったけど、可愛らしい羽根つきの姿を想像できた。
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