〜2003年6月1日-2日:鳩待峠から尾瀬ヶ原へ〜5
元湯山荘で休憩した後、東電小屋に向かった。
勢いよく流れる只見川を見ながら東電尾瀬橋を渡ると、樹林帯にスミレがたくさん咲いていた。
濃い色と薄い色の花があったが、スミレサイシンだろうか?
昨日は雨で花を閉じていたキクザキイチゲも、今日は花を開いていた。
キクザキイチゲ、そういえば第2長蔵小屋と尾瀬小屋の間にたくさん咲いていたっけ…。
あれは、植えたものなんだろうか。
東電小屋別館で昼食タイムにした。
青空が広がり、至仏山の山頂もはっきり見えていた。ミネザクラとリュウキンカ、それに新緑がなんとも春らしい。

ヨシッポリ田代を通ってこっちに向かってくる人が多いのは、メインルートが混んでるせいだろう…。
ヨッピ橋から竜宮へ向かい、下ノ大堀を見てこようと思ったが、真直ぐ三又方面へ行くことにした。

お天気が良くなったおかげで、昨日は気付かなかったタテヤマリンドウが目に留まるようになった。
まだ数は少ないが、とても愛らしい。
しゃがんで湿原を覗き込むと、白い小さな花のヒメイチゲも花開き、たくさん咲いていた。
三又が近づくと、湿原がぬかるみになっていた。
大雨の後の尾瀬ヶ原湖の名残だろうか?この辺りは花が少なくて、水芭蕉も数えるほどだった。

春の陽射しを肌に感じながら木道を歩き、山の鼻に着いたのは3時頃だった。
4時20分の最終バスに乗って並木駐車場に向かう途中、津奈木を過ぎて暫くした頃、右側の川向かいの山の斜面に今年もシラネアオイがたくさん咲いているのを見て嬉しかった。〜おわり〜
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