Home/News/2002年度/2002講道館杯日本体重別柔道選手権 | ||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
2002講道館杯日本体重別柔道選手権(Result)
結果:2回戦敗退
第一試合:1回戦:伊藤 裕介選手(日本体育大学) 05:00(優勢勝ち)ポイント:小室選手 効果2(相手の『指導』、小内巻込『効果』) 第二試合:2回戦:吉田 優樹選手(東海大学) 05:00(優勢負け) ポイント:吉田選手 技あり(内股から隅返しへの連絡技『技あり』) 観戦記
第一試合:1回戦:伊藤 裕介選手(日本体育大学) 05:00(優勢勝ち)ポイント:小室選手 効果2(相手の『指導』、小内巻込『効果』) 両選手間合いを計りつつ、先に小室選手はタックルの形を見せます。小室選手は左、伊藤選手も左ですが、小室選手が右引き手で伊藤選手の左釣り手を殺し、切れてからは背負い投げです。 伊藤選手は寝技に入ろうと小室選手ひっくり返しますが両者膠着し、待てです。 組み合ってから今度は逆に伊藤選手が袖を持ち、釣り手を殺すとすぐ背負い投げです。小室選手は頭を軸に回転して防ぎ、下の姿勢でコムロックでしょうか。足を使ってそこからひっくり返そうとしますが、伊藤選手は防ぎ、待てです。 両選手、真っ向から組合い、小室選手は左釣り手を、伊藤選手は右引き手という、片方ずつ持ち合う形になります。そこから伊藤選手は足を飛ばし、さらには足を持とうとの動きをして、小室選手は巴投げからの腕十字で切り返します。 十字はすっぽ抜けてしまい、待てです。 組み手では小室選手が釣り手を先に確保して、引き手を持つと仕掛ける感じで、内股もタイミングよく出ており、詰めたところで巴、下からの寝技、そしてひっくり返しての袖車絞ミックスの縦四方を狙いますが、伊藤選手は足を抜かさず、待てです。 そして残り時間1分の頃、小室選手は得意の小内巻き込みで「効果」、さらに攻めが止まった伊藤選手に「指導」、そして寝技ではコムロックを決めますが、これは「待て」です。 追い上げる伊藤選手の攻めをしのぎ、残り時間を小室選手は攻めながらもポイントを守り、効果2つの優勢勝ちでした。 第二試合:吉田 優樹選手(東海大学) 05:00(優勢負け) ポイント:吉田選手 技あり(内股から隅返しへの連絡技『技あり』) 開始早々、いきなり吉田選手は深く潜り、肩車に入ります。しかし小室選手はそれを防ぐと上になり、亀になった吉田選手の下にもぐりこんでひっくり返し、奥襟を持っての袖車に入りますが、吉田選手が立って、「待て」です。 背負い投げを仕掛けた小室選手の上を取った吉田選手も、上からの押さえ込みを狙いますが、深く入れず、「待て」です。吉田選手は1回戦を押さえ込みで勝ち上がっており、寝技も結構、得意そうに見えました。 吉田選手は内股を狙うように小室選手の頭を抑え、周囲を回り、形を整えますが小室選手は深く見を沈め、そこから吉田選手のバックを取り、二度ほど回し、首の守りが堅いと、腕十字を狙いますが、「待て」です。 喧嘩四つ、吉田選手は右組みです。肩車に入ろうとした吉田選手を再度潰し、襟への絞めを見せながらひっくり返そうとして、そのプロセスで吉田選手の左腕を、右腕でロックします。これは伸びた感じがしたのですが、審判の「待て」です。 組み合いながら、小室選手は体落し、防がれたところを袖車に行き、ひっくり返して縦四方で押さえ込みに入ります。吉田選手が振りほどき、これは9秒でポイントになりませんでした。 後ろを再度取りますが、「待て」です。 小内巻き込みから巴へと連絡して寝技に誘っても、吉田選手は間合いを取り、つきあいません。 がっちり小室選手の肩越しに背中を持ち、吉田選手は内股を出し、小室選手が足を跳ね上げそれを防いだところを、すかさず反対側に転ぶ捨て身の隅返しで「技あり」です。小室選手が技あり以上を許すのは、一年以上ぶりではないでしょうか? 足をかけてくる吉田選手に対し、小室選手も捨て身で転ばせ、亀になったところを攻めますが、攻めきれずに「待て」。小室選手、かなり疲労したように寝転がっています。 巴からの十字固めも吉田選手が立って堪え、もう一度、抱えての捨て身はすっぽ抜けます。 上に来た吉田選手を足ではさみますが、吉田選手は下に入ると逆に、珍しい形での下からの肩固めを見せ、ここで試合終了です。 吉田選手が技ありで、優勢勝ちとなりました。 この後、吉田選手は寺井選手に準々決勝で敗退した為、「準決勝に進出した選手に敗れた選手が出場する敗者復活」に、小室選手は回れませんでした。 |
||||||||||||||||||
Copyright
(C) 2003 小室宏二選手応援サイト All Rights Reserved. |