66kg級
〜第02試合〜


赤:小室 宏二選手
(了徳寺学園・筑波大学大学院←筑波大学:164cm・66kg)
白:三輪 頼之選手
(福岡大学4年:172cm・66kg)



この試合で何度か見られた、組み手の形です。 喧嘩四つの組み手
この形から技が出せる小室選手に対し、三輪選手は引き手をなかなか持てないことから、両襟を持つ先刻と同様の形で自分の間合いを作り、小室選手の頭を下げさせながら2:10、体落しを出します。
小室選手はこれをかわすと逆に2:12に小外刈りをかけますが、それを外すと、今度は返す刀で三輪選手が内股へ行くように足をついてのフェイントから、再度、2:14体落しを繰り出します。

これは深いところへ入り小室選手のバランスが崩れますが、右引き手が自由だった小室選手は手をついてこれをかわします。再度引き手を持ち直した小室選手は両者見合いながらの距離から巴投げを出しますが、これは三輪選手の体を崩せず、『待て』です。
三輪選手の体落し
仕切りなおしから小室選手は組んだ瞬間に小内掛けを試みますが、これはすっぽぬけ『待て』。

両者衣装を正してから、喧嘩四つの形になり、引き手争いが続く中、小室選手が袖つりか内股を出そうと腰を入れたところを三輪選手は逆に潰しに行き、この形のまま倒れ、場外際、『待て』です。

この辺りで試合時間は3分を超えたのでしょうか。今度の形も釣り手からの引き手争い、そのなかでも三輪選手は袖を持ち、内股フェイントの体落し、小外刈りと技を出し、小室選手も小外刈り、体落しの為に出た足へ内股を返しますが、組み手が互いに不十分な為に浅く、『待て』です。この攻防が30秒ほどで、残り時間は1:30弱です。
小室選手は3:35、小内掛けにいきます。三輪選手はこれを上から潰しに行きますが、足を持った小室選手はその姿勢から釣り手を離さず、背負い投げを出します。くるりと体を回して防ぎ、『待て』です。 足を持っての背負い投げを防ぐ三輪選手
同じ形から三輪選手は小外、体落しと技を出しますが、両者の牽制が続き、三輪選手が押し込むと小室選手は巴投げで切り返して上を取りますが、『待て』で、残り時間は1分を切りました。
今回の局面でも引き手争いが続きますが、小室選手が三輪選手の左引き手を殺すのに成功し、4:20、小室選手は内股を出します。しかしこれは写真のように釣り手が外されてしまいます。

体勢を立て直した小室選手の両襟を再度、三輪選手は持ちますがなかなか技が出せず、小室選手は機先を制して巴投げを出します。これは少しぶら下がる形で『待て』。

残り時間は30秒を切ったところで、両者なかなか組み合えないなか、小室選手は背負い投げ、さらには三輪選手の足を持って倒しに行こうとしたところで『場外待て』、残り時間わずかなところで三輪選手に『消極的』と二度目の罰則で、『注意』です。
小室選手の内股
残り時間わずかのなか、三輪選手も技を出してポイントを奪い返したいのですが、足を動かしてのフェイントの後の技が続かず、体落しの足を出したところ、小室選手が巧くあわせて逆の体落し(背負い投げに近い)で身体を回して、『効果』を奪い、これで時間が来て、試合が終了しました。
体落しをあわせる小室選手 効果
小室 宏二 優勢勝ち × 三輪 頼之

前に戻る

少し色合いが悪いのですが、ご容赦ください。