至仏山に咲く花-4
じょうしゅうあずまぎく ジョウシュウアズマギク
(上州東菊)

キク科ムカシヨモギ属
本州(谷川岳、朝日岳、至仏山)の蛇紋岩の崩壊地だけに生える多年草。群馬県のアズマギクという意味。
(01.7.9高天ヶ原近くで撮影)
いわしもつけ イワシモツケ(岩下野)
バラ科シモツケ属
本州の近畿以北の山地の日当たりの良い岩場に生える落葉低木。シモツケは最初の発見が下野国(栃木県)であったことによる。
(01.7.9高天ヶ原付近で撮影)
くもいいかりそう クモイイカリソウ(雲居碇草)
メギ科イカリソウ属
至仏山と谷川岳に特産し、亜高山帯の蛇紋岩の崩壊地や岩礫地に生える多年草。葉にとげ状の毛のないものは、キバナイカリソウ。
(01.7.9小至仏山近くで撮影)
えんれいそう エンレイソウ(延齢草)
ユリ科エンレイソウ属
山地のやや湿り気の多い林内に生える多年草。近似種のミヤマエンレイソウは、外花被片が緑色、内花被片が白色をしている。
(02.7.1至仏山樹林帯で撮影)
こみやまかたばみ コミヤマカタバミ
(小深山傍食)

カタバミ科カタバミ属
深山の針葉樹林内などに生える多年草。傍食は葉の睡眠運動のことで、一片が欠けて見えることによる。夜になると、小葉は閉じる。
(02.7.1至仏山樹林帯で撮影)
まいづるそう マイヅルソウ(舞鶴草)
ユリ科マイヅルソウ属
深山の針葉樹林下に生える多年草。実は熟すと赤い。葉の形と弧を描く葉脈に、羽根を広げた鶴の姿を見立てた名前といわれている。
(02.7.1至仏山樹林帯で撮影)
つくばねそう ツクバネソウ(衝羽根草)
ユリ科ツクバネソウ属
深山や高山の林内に生える多年草。葉を羽根つきの羽根に見立てた名前。
(02.7.1至仏山樹林帯で撮影)
ぎんりょうそう ギンリョウソウ(銀竜草)
イチヤクソウ科
ギンリョウソウ属
別名ユウレイタケともいわれるが、この日は雨に濡れて美しかった。山地の湿った林内に生える腐生植物。
(02.7.1至仏山樹林帯で撮影)
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