〜2003年8月27日-28日:鳩待峠から尾瀬ヶ原へ〜3            
燧ケ岳の山頂が見えていると嬉しいものだ。
池塘に波があったが、逆さ燧を撮ってみた。

大空を流れる雲はもくもくとした雨雲で、まだ夏の名残を感じさせるが、湿原はいつもの年より早く秋色に染まり始めている気がした。
いつも賑やかな三又のベンチに、今日は誰もいない。
木道の前にも人影はなく、後ろを振り返っても誰もいない…。
思わずニヤリ。独り占め〜♪イヤ、三人占めだ。
昼間より雲が増えて青空が少なくなったが、定番ポイントで撮影をした。
ヤマウルシだろうか?葉がもう赤く紅葉していた。
今夜の宿、竜宮小屋が見えてきた。
今日のメンバーで去年の10月に泊ったとき、雪が降り積もる様子を夜通し窓から眺めたことを思い出した。

寝る前に竜宮十字路のベンチまで散歩した。
カシオペア座の方向にぽっかりと雲の切れ間があり、星空が見えていた。「一緒に見る人が他の人だったら良かったのに…って思ってない?」と友人に聞いたら、「うん」と言っていた。考えることは同じだ。流れ星を三つ見た。これが今回一番嬉しい出来事だった。
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