〜2003年8月27日-28日:鳩待峠から尾瀬ヶ原へ〜1       
雨の横浜を出発し、上野駅で7時20分発新特急水上1号に乗った。
沼田駅が近づくに連れ、天気がどんどん回復してくる。尾瀬も晴れているかもしれない…と、期待に胸が膨らんだ。

路線バスから鳩待峠連絡バスに乗り換え、11時半頃鳩待峠に着くと、風は爽やかで上空に青空が広がっていた。
鳩待峠休憩所でゆっくり昼食を食べた後、友人達と山の鼻に向かって歩き始めた。
鳩待峠〜山の鼻間にはブナ林がある。
新緑の季節ほどではないが、緑が綺麗だった。
町にはない、森特有の空気の匂いを胸深く吸い込むと、気持ちが安らいだ。

三人でおしゃべりしながら、木道を山の鼻に向かって下っていく。
他のハイカーとほとんど出会わない。
静かな尾瀬歩きはなんと贅沢なことだろう。
もう少しで山の鼻だ。
木に絡まるツタの葉が黄色く色づくのは来月だろうか…。
尾瀬の上空を仰ぎ見ると、さっきより青空が広がっていた。
今日の尾瀬ヶ原はどんな表情で私たちを出迎えてくれるのだろう…。
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