午前2時、並木駐車場に到着。まだ小雨が降り続いていた。 仮眠をとり、4時過ぎに乗合タクシーで鳩待峠へ向かった。台風のせいか、鳩待峠休憩所は水芭蕉シーズンにしては人が少なく、空いているテーブルを見つけて私達も出かける準備をした。 至仏山頂は雲の中に隠れていたが、残雪が豊富で、新緑とのコントラストがとても綺麗だった。 |
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鳩待峠〜山の鼻の間のあちこちで、オオバキスミレをたくさん見た。 (この写真では花が閉じていますが、花が開いているものもありました。花が開いている写真はピンボケでした。(~_~;)) 水飲み場にはネコノメソウが咲いていて、水に濡れた緑が色鮮やかだった。 |
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スミレサイシンも雨に濡れながら、健気に咲いていた。 左側を見れば新緑と至仏山、時々ムラサキヤシオツツジやオオカメノキの花が現れ、木道の右側斜面にはスミレやエンレイソウ、マイヅルソウの赤ちゃん、コミヤマカタバミなどが咲いていて、ついつい余所見をしてしまった。 雨に濡れた木道を滑らないように気をつけながら、山の鼻へと降りていった。 |
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途中、思いがけずイワナシにも逢えた。この場所で見るのは初めてだが、同じ時期に尾瀬沼周辺で見たことがある。 そっか、この時期に咲く花なんだ…と、あらためて気が付いた。 雨に濡れて、花びらのピンクが透けて見える。そういえば、去年の7月1日に雨の至仏山で見たときも、こんな感じだったっけ…。 |
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30分ほど歩いた頃、シラネアオイの花が二つ目に入った。雨のせいで花は閉じているが、可憐な色をしている。 それにしても、周りの草が刈られ過ぎでシラネアオイが丸見え状態なのが悲しい。 暫く歩いて右側の斜面を見上げると、今年もアズマシャクナゲが見事な花を咲かせていた。あのシラネアオイも人の手の届かない場所に咲けばよかったのに…と、思わずにいられなかった。 |