都会の空のポイマンスキー彗星 (C/2006 A1)

 

ワルシャワ大学天文台のポイマンスキー(Grzegorz Pojmanski)氏が発見した、今年(2006年)最初の新彗星です。発見当時の光度は12等級で、南天の空にあったのですが、2月22日に近日点を通過。その後北上して、日本でも明け方の東の空低くに見えるようになっています。当初の予想では3月に7等級程度と思われていたようですが、実際の観測では、1月上旬に10等級、中旬に9等級から8等級、下旬には8等級から7等級となり、予想を上回るペースで増光したようです。2月に入って、6等級という観測報告も出て、もっとも明るい3月上旬には、5等級にまでなっているようです。(内容はAstroArtsから引用です。)

この所、新月近くの週末はいつも天候不順でした。(仕事が忙しい時期なので、晴れてもどの道どこにも行けないでしょうが・・・)
今週は、久々の快晴。星仲間はそれぞれに、ポイマンスキー彗星を求めて、観測や撮影にお出かけのようです。
私は仕事もあり、出遅れてしまったので、自宅でお留守番。たまたま激安の中古テレコンを購入したばかりなので、ちょっと試写でもしてみようと思いました。
我が家から東の空は、最近、富に明るくなり、電飾や高層マンションがいっぱい並んでいて、双眼鏡でいるか座が限界、肉眼で、アルタイルを見るのが精一杯でした。
こんなんじゃ、彗星なんて見えるわけがないと思いながらも、ステラナビを見ながら、ダメもとで、この辺りかな・・てな具合で、白い空を試写してみると、あーら、ラッキー!こんなに明るい大都会の空でも、ポイマンスキーが写るではありませんか!
白い空なので、星もまばらで、すんごくオソマツな画像ですが、とにかく、撮れた事に違いはありません。我が家で撮れるぐらいだから、今朝は全国で、ポイマンスキーの観測や撮影が、できたろうと思います。アストロアーツにどどっと投稿画像が集まる事でしょう。

おわかりでしょうか?
クリックして、大きな画像でご覧下さいな。

データ:
2006/3/5/5:34
Nikon D70
Ai Nikkor 180mm ED + Nikon 2x teleconverter
(35mm フィルム換算ですと、540mmぐらいになります。)
F2.8 開放(一しぼりぐらいすべきだったかな?)
露出30秒
ISO 250設定


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