ニート彗星(C/2001 Q4)


2004年は彗星の共演が期待される年です。2001年に発見されたニート彗星と、2002年に発見されたリニア彗星(C/2002 T7)の共演ですが、今年発見されたブラッドフィールド彗星(C/2004 F4)が、4月下旬に太陽の近くを通り、長い尾を見せてくれました。このブラッドフィールド彗星とリニア彗星が4月下旬に東の空で、同時に見え、予定外の彗星共演となりました。

さて、その共演の様子は残念ながら撮影できませんでした(何度も自宅からシャッターは切ってみたのですが、全て真っ白で、どこに彗星達がいるのかわからない状態です。)が、5月14日、ニート彗星をようやく撮影できました。大都会の空としては、極めて透明度が高かったので、この日を逃すと二度とここで見れないかもしれないと思いました。
7X50(7倍口径50mm)の双眼鏡でもかろうじて見えました。Pentax75mmの望遠鏡に20mmのアイピースをつけて見ると、見間違えることのない彗星の像が見えました。

慌てて撮影したので、ピントがイマイチです。また、都会の空なので、これ以上の露出がかけられませんでした。下の3つもレベルを補正して、空を暗くしたものです。そのままだと、真っ白です。画像の背景が縞々になっているのは、大きな元画像を圧縮したからのようです。(よくわかりません。)
いずれもオソマツ!お許し下さい。

★★★★★★★★★★
タラーン!
5月23日、大野山で、もうちょっと良く撮れました。
7X50双眼鏡で、ばっちり!慣れてきたら、肉眼でも見えるような気がしました。

一番上の画像が23日の分です。下の3枚が14日のしょぼい分です。
クリックすると、大きな画像がポップアップします。

2004/5/23 22:33:31.7
露出時間 :85.20 秒
焦点距離:180mm
(35mmフィルム換算270mm)
F=2.8 開放
カメラ:Nikon D70
JPEG (8-bit) FINE
感度: ISO 800

場所:兵庫県猪名川町

こちらの方が良く撮れています。
尾ものびていますね。


2004:05:14 21:52:33
露出時間 :10(秒)
Aiニッコール180mm
(35mmフィルム換算270mm)
切り取り
F2.8開放
カメラ:Nikon D70

プレセペ星団と一緒に撮りたかったのですが、空が明るすぎて、カメラファインダーの中には星も彗星も見えない状態なので、闇雲(闇じゃないのが問題なのですが)に撮影しました。彗星の右上のごま塩風のパラパラしているのが、プレセペ星団(M44)です。
切れてしまいました。残念。
2004:05:14 22:13:15
露出時間 = 10(秒)
画質 = Fine
レンズ:Aiニッコール28mm
(35mmフィルム換算42mm)
切り取り
F2.0 → 2.2
カメラ:Nikon D70

これまた、どこにあるのかわからないような淡い写りです。
2004:05:14 22:23:18 
露出時間 :13(秒)
レンズ:Aiニッコール28mm
(35mmフィルム換算42mm)
切り取り
F2.0→2.2
フィルター:LPSーPU
カメラ:Nikon D70

光害カットのフィルターを入れてみました。空が青くなります。左下の赤っぽい部分はフィルターの端に近いからです。夜景もかぶっています。

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