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2006年11月9日(日本時間)、水星が太陽の前を通過して見えました。
日食と違い、何時間も見れるので、かなり気楽です。
前夜、機材を用意する事もなく、晴れて、余裕があったら、ちょこっと見てみようと思いました。
本気モードなら、夜寝ないで、朝日にしっかりターゲットを絞ったでしょうし、機材も用意していたと思います。
体調もすっきりしないし、水星は小さいし、それに、水星の日面通過って、確かついこの前あったんじゃなかったかな?2,3年前に。
などと思うと、テンションも下がってしまいました。でも、日本では、あと20年以上見れないんだったと思い出して、やっぱ見るか!っと思った訳です。
(毎月の星空案内で、自分でそう書いておきましたから、やはり見ておかないとねえ。)
朝6時00分。
快晴でした。日はまだ出ていませんが、東の方がほんのり赤くなっていました。平日なので、とりあえず、家事をこなして、6時40分。
食最大の時間は6時42分。
見える訳ないと思いながらも、機材が手元にないので、Baader の太陽フィルムを眼がねにあてて、太陽を見てみました。
当たり前ですが、全然見えません。
望遠鏡の筒はあるのですが、赤道儀が手元にないので、使えません。
ちょっと家事をして、朝食を食べながら、手元には何があったろうと考え、思い出したのは、ビデオカメラと、カメラ三脚のみでした。ま、これでいいとしよう。
で、組んで、モニターを見ると、まずは、黒点がはっきりと見えました。ネットで、この黒点はチェックしていたので、ドジな私でも、すぐに黒点とわかりました。
位置も違いますしね。
これまた当然ですが、予報通り(予定通り)、日本では、日の出の際には、すでに、水星の通過が始まっていました。
ピントがぴったり行きません。
拡大したり、引いたりしてみると、何やらそれらしい物が見えて来ました。あったあった。ちっこい!
しばらくモニターでじっと見ていると、オートパワーオフで、切れてしまいます。録画しないと切れてしまうの、何とかならない物でしょうか?以前、Canonに問い合わせた所、無理だと言われた記憶があります。安いカメラだから、文句は言えません。
見続ける為には、録画するっきゃない!
テープはもしかして、皆既日食のではなかろうかと、心配になり、再生してみました。(ちゃんと書いてあったとは思うけど、時々こういうドジを踏むのでねえ。)
フー。どうやら空のようです。(今でもちょっと不安ですが。)
じゃ、撮っておくかあ。
オートフォーカスで、ピントが行ったり来たりしますが、我慢我慢。
固定撮影で、拡大するとすぐに逃げるのも、我慢我慢。
太陽で、顔にシミができそうなのも、我慢がま・・・いや。これだけは、我慢できません。
適当に撮って、適当に切り上げ。
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