ウッドカービング

不器用なくせに、手作りが大好きです。
いえ、不器用だから、何とかできるとうれしくて、やめられないのかもしれません。

手作りでも、いろんな材質があり、陶芸やガラス細工、彫金などもちょっとかじった事がありますが、断然好きなのは『木材』です。その手触り、香り、質感、・・・・温かみがあり、最高の素材です。
↑手作りの一部
ここでは、ウッドカービングをご紹介しましょう。
ウッドカービングは、要は木彫なのですが、道具はミニルーターを使います。→(あれ?写真が・・・)歯医者さんの虫歯を削る機械みたいなもんです。
ミニルーターの先端部分をいろいろ変えて、掘ったり、削ったり、サンディング(サンドペーパーをかけるような具合です。研磨とはこれまた少し違います)を行います。
デザインとご指導は蕨隆、和子両先生によるものです。先生御夫妻からは、ウッドカービングだけでなく、多くの事を教えていただきました。人生を語り、宇宙を語る先生ご夫妻を囲んで集まる事が、カービングそのものにも増して、貴重で、素晴らしい事だったと思います。この場をお借りして、先生ご夫妻に心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

難しい点は、いろいろありますが、まず細かな部分を削る場合、指先や爪にルーターが触れてしまったりすること。(指まで削れちゃう!それに熱い!)
また、木の種類によってかなり硬さが異なるので、同じようにいかないこと。一般に白い木材の方が軽く柔らかく、黒い木材の方が重く硬いようです。(例外もありますが・・・)黒檀などの小さなパーツはとても削りにくい印象があります。

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私のお気に入りです。
大きさは42cmX29cmぐらいです。
2羽の実際の厚みは大して変わらないのですが、白い方が手前に見えるように茶色との接点周辺を削り沈めてあります。
台座?の板は18mmの厚さで、上の淵が表皮になっています。
同じ作品なのですが、撮り方や照明で、かくも違うものかと思います。

飛ぶ鳥をばねの針金でとめてあります。風でもゆらゆらします。
羽のカーブや厚みが微妙で、大変苦労したのを覚えています。また、平面でなく、立体なので、左右、上下の調整もあり、見た目よりも、難しい作品でした。
いろんな角度から、撮影してみました。ゆらゆらして、写真撮影が大変でした。壁が縞々に撮れてしまいました。こんな風になるんですね。
大きさ40cmX20cm 
台座は25mm厚です。
鴨の厚みが15mmもあるので、ある意味削りやすかったです。文字やガマの穂などは後で適当に入れました。
英語ではありきたりなので、スペイン語にしてみました。
見方によってはくぼんでいるようにも見えません?
タイトル「月に吠える」
実家の犬をイメージして作ったのですが、コヨーテになってしまいました。でも、作り手にどこか似て?女性的でしょう?

高さ57cm幅18cmぐらい。厚み45mmぐらいの三角の板一枚を削ってあります。

ブローチの猫ちゃんコンビです。バラでも使えます。茶色のもあったのを忘れていました。
しっぽの曲がり具合がかわゆいでしょう。これらもお気に入り!
厚さ2〜3mmなので、パリンと割れそうだし、リボンを差し込む部分やしっぽの両側を沈ませるのに、苦労しましたね。リボンは指先で持てなくて、大変でした。
↑この二つも同じ作品なんですけど、撮影で違いますね。
これもブローチです。
↑これは、周りを削りだして作る、よくあるバードカービングです。木目をなかなか生かせないですね。
これもウッドカービングです。
サンタさんですが、保管が悪かったこともあり、どうもイマイチです。でも、テーマがテーマですから、愛嬌でごまかして終わりです。
これはサンドブラストなので、ウッドカービングではありません。
サンドブラストはガラスの作品が多いのですが、表面に非常に細かい砂を吹き付けて削ることにより模様や文字などを刻みだす技法です。
ガラスや木板の表面にシートやフィルムを貼り、模様、文字の部分を切り取り、そこに砂を吹き付けると切り取った部分に砂があたり、掘れていくのです。
シートに絵や文字を描くので、コピーもしやすく、ウッドカービングよりも、ぐっと簡単に、見栄えの良い物ができます。削られた部分の木目が浮き上がるのもしゃれています。

手製パズルへつづく