小学校望遠鏡工作手順
 
小学校ごとに製作時間が異なるので、工程や材料も少しずつ違います。
以下は南平台小学校の望遠鏡工作工程です。


口径5cm、約5倍のガリレオ式手作り望遠鏡です。
レンズはプラスチックです。
何しろ、学校で小学生が製作しますから、誰でも参加できる工作鏡室なわけで、超安価なのです。
でも、このチョー安値でも立派に見えます。

正立像なのも、子供達には、扱いやすいです。
星見だけでなく、景色観やバードウォッチングにも使えます。


注意!! 
望遠鏡で、太陽は絶対に見ないで下さい!!


1材料

最初のセットです。
   

紙筒が薄い場合は郵便局
などから筒を頂きます。

線に沿って必要な部分を切り取る
(今回はポスター筒を利用したので
必要部分は左のようになります。
普通は筒、2本分の画用紙が必要です。)
2.芯筒の製作
二本の筒のうち、一本をたてに切り、重ねる
重なった所をセロテープで留める。
筒の原型です。
3.中筒の製作
中筒2は型紙よりも細いので、
円を描いておくと、仕上がりもベターです。
今描いた円まで、切り込みを入れる。2枚とも。
丸い紙の穴の所にに接眼レンズを止める。
レンズが上に来るように中筒につける
こんな感じ
一枚目をはったところ
二枚目をかぶせて、周囲をテープで留めれば、中筒のできあがり。
レンズが隠れないように穴とレンズをあわせてのせる
4.外筒の製作
先端に対物レンズを乗せて、セロテープで留めるだけ。
セロテープがあまりレンズにかぶらない方が良い。
あとで、レンズが落ちないように、ゴムのストーーパーをつけるので、ここでは隅の方をちょっとだけ留めれば十分。
外筒のカバーを巻いてテープでつける。
フード部分が2cmほど出るようにする。

(ここでは、黒い紙をまいていますが、
学校によっては、青い画用紙であったり、白い画用紙であったりしました。黒がベストですが、あとで色紙をフード部分につけるだけでも、十分です。
本来、ブルーの厚い画用紙は筒そのものになります。)

サンプルとして、何度も工作見本に使っているので、
レンズが汚れている。
工作の時には、レンズはそっと淵を持つようにしよう。

 真上から見たところ。
レンズの上に
ストッパーがついている。
ストッパーをつける。
ストッパーには接着剤がついており、ラベル風になっているので、簡単に貼り付けられる。
これで、レンズが落ちない。

(上記の白バージョンです。
ストッパーが見やすいので、こちらをサンプル画像とします。)
5.外筒と中筒を合わせて、できあがり!
できあがり!(ぼけぼけ画像ですみません!)



こんな感じ!
さあ、外に出てみよう。
月のクレーターも見える。
すばるなども見てみよう!
太陽は絶対に見ないこと!!!

小学校観望会の記録
以前、子供達が作った望遠鏡の工作手順(試行錯誤の記録)
あすとろけいのホームページ