平選手左、森選手右の喧嘩四つです。森選手が外から、平選手は内から釣り手を持ちます。引き手を飛ばしながらも平選手は戻した右手で支えながら、釣り手を内側に入れてあおり、森選手の釣り手を外します。森選手は持ち返しますが、もう一度弾いて、組み手を切ります。 森選手、すぐに持ち返し、今度は肘を落として脇を締め、力を乗せていきます。平選手はそれに合わせながら、両襟を持って前に出てくる森選手の襟の辺りを引き手で持ち、掴んだ刹那の一本背負投、これが絶妙に決まり、森選手が宙に舞いました。 試合時間わずか0:29、一本勝ちです。昨年の小嶋選手対高橋選手の試合を髣髴させる、電光石火の切れ味で、この技のスピードは本大会一だと思います。 |
13 | 平 智哉 | ○ | 一本背負投 | × | 森 大助 |