全日本選手権大会
第九試合


赤:西村 崇選手

(京都府警←天理大学:2回目:近畿地区代表:190cm・135kg)

白:下出 善紀選手

(旭化成←東海大学:10回目:九州地区代表:188cm・136kg)
1回戦を勝ち上がった下出選手が、宗選手と同じく今大会最も背の高い西村選手と対戦です。とはいえ、下出選手も非常に大きく、ほぼ似た身長・体重の、最重量級選手同士の試合です。尚、今気づいたのですが、下出選手も昇段されていた模様で、現役最高段位の六段になられていました。

下出選手は右、西村選手は両襟を持ちます。左の襟を持つ手が下出選手の脇の辺りを押しており、間合いを取っています。下出選手の内股からの小内でしょうか、西村選手は膝をつき、下出選手はすかさず絞めに行きます。

これにこだわらず、下出選手は回りこみ、腕を極めながら鮮やかにひっくり返して、上四方固めで30秒、1:16で一本勝ちです。

西村選手も最初の組み手を見る限り、下出選手の組み手を研究したように感じましたが、重量級選手では寝技を使う選手が少ないなか、下出選手の立ち姿勢からの腕極めや、絞め、腕を極めてからひっくり返し押さえ込む技術は、素晴らしいです。

09 西村 崇 × 上四方固(1:16) 下出 善紀

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