全日本選手権大会
第八試合


赤:猿渡 琢海選手

(日本中央競馬会←明治大学:4回目:東京地区代表:189cm・123kg)

白:生田 秀和選手

(綜合警備保障←筑波大学:4回目:関東地区代表:185cm・115kg)

直前の選抜では2位となった猿渡選手と、昨年の実業団体優勝に貢献し、社会人二年目となる生田選手の試合です。尚、この試合は資料が欠損しており、決まり技の以外の、技や指導によるポイントを得た時間は不正確です。

猿渡選手は左、生田選手は右、喧嘩四つです。生田選手は猿渡選手の顎下辺りに釣り手を伸ばして間合いを取り、猿渡選手は上から肘を乗せ、脇を絞って力を乗せていきます。0:28、両選手引き手を持ち合えない中、教育的指導です。

互いに引き手が持てない形から出せる技で組み立て始め、猿渡選手は内股、さらに小外掛けを出しますが、刈られた足をそのまま跳ね上げ体を捻り、生田選手が内股で切り返す攻防です。

猿渡選手が引き手を持った瞬間、生田選手が内股を仕掛け、さらに袖を持ち返し、内股、大内を出します。この足を猿渡選手が返して、生田選手手をついて倒れますが、ポイントになりません。
生田選手は両襟を持ち、さらに釣り手では猿渡選手の腕の上を取り、肘を引いて間合いを詰めます。

猿渡選手の頭が下がっていきますが、猿渡選手も間合いが狭まって襟を持たれたことで、右引き手で生田選手の袖を掴みます。

生田選手が小外をフェイントにした内股を出したところで、この組み手が崩れ、両者再び、離れます。
組み合う両選手
2:57、猿渡選手に指導です。直後、猿渡選手は積極果敢に前に出て、すぐ引き手を持つと、内股で生田選手を持ち上げ、戻ってきたところをあおって潰します。

さらに小外掛けで前に出ますが、これは生田選手が捌き、上になってひっくり返そうと試みますが、待てです。

持った瞬間の払い腰で生田選手を浮かせ、攻め抜く猿渡選手。次の局面の3分後半に生田選手に指導が与えられ、判定のポイントにはなりませんが、両者の罰則が並びます。
さらに猿渡選手は前に出て非常に積極的に攻め、袖を持っての大内、小内、そして払い腰で生田選手をぐらつかせます。

生田選手はこれを防ぎ、立ったところを内股と読んだように見えた生田選手を、小外刈りでぐらつかせますが、生田選手は体を捻りながら釣込腰と反撃し、場外際、待てです。
猿渡選手の払腰1
猿渡選手の払腰2 猿渡選手の払腰3(一本)
猿渡選手はさらに果敢に前に出て、すんなりと引き手を持つと、追い詰めながらの切れのある払い腰一閃、生田選手から一本勝ちです。

猿渡選手は流れを握ってから、手放さず、積極果敢に攻めて、生田選手に主導権を渡しませんでした。


08 猿渡 琢海 払腰(4:28) × 生田 秀和

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