1回戦最後の試合です。初出場同士の対戦です。 鰐渕選手より軽い菅選手は、非常にリズミカルに動き、独特な間合いの取り方です。踏み込むかと思うと両手をあげ、間合いを外します。菅選手は右釣り手を持ち、鰐渕選手は右手で菅選手の肩辺りを持ちますが、菅選手はすかさず膝つきの飛び込む背負いで、攻めます。 待ての後、鰐渕選手は左釣り手だけ持った形で内股を出し、揺さぶります。引き手争いで菅選手が袖を持って殺しますが、鰐渕選手は大きく振り回し、菅選手に膝をつかせます。 |
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鰐渕選手が組み手でじっくりと形を整えようとしていますが、菅選手は右釣り手で鰐渕選手の顎に下から押し上げ、鰐渕選手が少し下がったところをすかさず左腕を股の下に入れ、右後方に担ぎ上げ、1:39、肩車を出します。 |
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前傾になった鰐渕選手の腕を巧みにコントロールし、鰐渕選手は半身で落ち、主審が有効、副審ふたりが技あり、「技あり」になります。 | |
鰐渕選手の袖を持ち、菅選手が引き手を絞ります。鰐渕選手はその形からも小外刈りを出し、菅選手も前に出て動かしていきますが、力で振り回される感じになり、膝をつきます。 もう一度、似たような形になりますが、今度は鰐渕選手も手首を掴んで引き手を持ち返し、両者、もつれる接近戦になります。 力で前に出る鰐渕選手が左足の内股を出し、菅選手は回り込んで外そうとしますが、鰐渕選手の内股の足が降りると同時に菅選手の身体を綺麗に捻り回し、2:56、横落で一本です。 |
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05 | 菅 太誠 | × | 横落 2:56 | ○ | 鰐渕 良則 |