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マガジン名:『見る』柔道

発行周期:不定期(多ければ随時〜隔週)
注:2001/02/09の創刊から2002/09/21まで、262号を発行しています。


マガジン内容
1・柔道関係の情報を共有すべく、テレビ番組やメディアで
扱われた場合には、その内容や媒体名を紹介します。

2・試合速報など自分で見に行った大会の報告や、ニュースになった場合、
それに関する詳細な内容を調査して、発信します。

3.柔道が置かれる環境を正しく理解する為に、国際柔道連盟や
ヨーロッパ柔道に関する記事を、翻訳・紹介します。

4.用語解説や、疑問点に答えられる範囲でお答えします。

注:道場紹介や技術的な指導は行っていません。
目的は知識の共有と、柔道環境の理解、周辺からの普及です。

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発行中バックナンバーを読む


2001/02/03 発行創刊記事の見本
●創刊に寄せて
柔道の置かれる国際的環境を理解するとともに、
国内で発せられる柔道のニュースやテレビ番組、雑誌などについて、
発見次第、報告していくメールマガジンです。

観戦した試合の詳細な結果や、国際柔道連盟の委員会報告の内容翻訳や、
筆者がわからない用語の解説等、行います。
もしもリクエストがあれば、答えられる範囲でお答えしていきます。

創刊号はIJF関連記事から構成します。

1.2001年IJF年間予定
2.用語解説「ミレニアムカップ」

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●1.2001年IJF年間予定
・IJF朴会長年始挨拶より作成
http://www.ijf.org/whatnew/latenews/wn-bb-460.html

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【2月24日〜3月8日】
・第五回セミナーと会合
・IJF Millennium Cup
■開催地:Budapest (HUN)
 
■日程
 2月24〜26日 スポーツ、及び審判委員会会合
 2月27日〜3月1日 運営セミナー、及び審判セミナー
 2月28日〜3月1日 教育委員会会合
 3月2〜3日 ハンガリー国際大会
 3月4日 IJF Millennium Cup Intercontinental Team Championships
 3月5〜6日 IJF理事会
 3月5〜7日 コーチセミナー及びフォーラム

■注目する議題
1.中村良三理事による教育的見地からの、シドニー五輪100kg超級
  篠原選手の内股透かしを認めさせる動き
2.コーチの試合中の抗議を巡るIJFの動き
  制裁措置(赤旗・黄旗)を講じるのか、
  コーチからの抗議を保証する制度を作るのか
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【5月9〜13日】
・第四回IJF女性審判セミナー
■開催地:Lisbon (POR)

■日程
 9日 招待参加者全員の到着
 10〜11日 女性審判セミナー
 12〜13日 ジュニア・ポルトガル大会
 14日 解散
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【7月23〜29日】
・IJF総会 
・世界選手権
■開催地:Munich (GER)

■日程
 22日 大陸連盟会議
 23〜24日 IJF総会
 25日 Control of Entriesと抽選会
 26日 世界選手権1日目
    ・女子:78kg超級、78kg級
    ・男子:100kg超級, 100kg級
 27日 2日目
    ・女子:70kg級、63kg級
    ・男子:90kg級、81kg級
 28日 3日目
    ・女子:57kg級、52kg級
    ・男子:73kg級、66kg級
 29日 最終日
    ・女子:48kg級、無差別
    ・男子:60kg級、無差別

■総会の大きな議題
1.世界選手権を毎年開催(WC,-,WC,Olympic→WC,WC,WC,Olympic)にするかの採決
2.朴会長提案の2002年韓国開催世界ジュニア選手権を、
  毎年開催世界選手権第1回大会として承認するかの採決
3.世界ジュニア選手権再編成の是非
  現状→偶数年に開催
  提案→毎年、各大陸で大陸内選手のみで開催
            2年に1度は特定大陸の大会を世界規模で(今まで同様の大会)
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■用語解説『ミレニアムカップ』■
大陸連盟別にチームを構成した団体戦とあり、
どこかで『フランスが提案、ハンガリーが引き継ぐ』との記事を読みましたが、
どこで読んだかはっきりしません。
ミレニアムなのに2001年開催なのは、そういうトラブルが理由と思います。
・スポーツ・組織委員会会議議事録に詳しい内容があります
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■1.最初の記事
(1999年9月30〜10月1日、バーミンガム)
http://www.ijf.org/commission/sp-mm-20.html

11) Millennium Cupからの翻訳

ミレニアムカップは2001年2月に、よりよいメディアの報道を提供する目的で開催される。
当初は個人のトーナメントであったが、大陸連盟によるチームトーナメントとなる。
チームはその大陸連盟に所属する最高の選手から構成される。

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■2.確定した記事(試合の方法等)
(2000年10月22〜24日、チュニジア)
http://www.ijf.org/commission/sp-mm-22.html
11)   Millenium cupからの翻訳

The IJF Sports Commission の提案
1.シードはハンガリー国際の結果に基づいた、チームの構成によってなされる。
2.各チームの責任者の選出は、各大陸連盟スポーツ理事の責任で行われる。
3.ハンガリー国際大会参加選手であれば、選手変更を認める。
4.もしも大陸が7人の選手を持たなければ(筆者注:ヨーロッパ国際大会なので、
  派遣する費用は自主負担であり、捻出できる国が限られるので起こり得る)、
  IJFは例外的に男女各4名による最低8名のチーム構成を認める。
5.試合は男子、女子、交互に行う。
6.最低人員に達しない場合、IJFは追加の選手を他の大陸連盟から
  補充して規定人数に達しさせることができる。
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これらを総合すると、こうなります。

1.ハンガリー国際参加選手
2.男女合同チーム
3.最低参加は男女各4名で8人

ところでこれは大陸連盟代表選手による団体戦なのでしょうか? 
シードとの言葉があるので、団体戦のトーナメント方式?
大陸連盟は五大陸しかなく、トーナメントも何もあったものではないと思うのですが……

また最低参加が8人ということから、逆にそれ以上で参加する連盟もあるはずです。
こうなった場合、相手に人数を合わせなければ、団体戦の意味が無いと思いますが、
そうした事項に触れていません。
男女7階級14人による、大陸連盟ごとの団体戦……壮絶ですね。

とはいえ常識的に考えて、それはないでしょう。
階級別の本家、ヨーロッパの大会ですから、階級を考慮しないはずがありません。
4年に1度のワールドカップ方式は体重7階級すべての選手を揃え、
階級差無く順番に進める、公平な大会です。

そこで、考えました。
1.各階級別に、大陸連盟代表選手を選出する。
2.その階級でトーナメントを行う。
3.トーナメント上位者(人数的に優勝者のみ)の数で得点を争う。

これならば最低参加選手が規定に満たなくとも、優勝者のみをポイント化すれば、
それなりに公平性が保たれ、またシードの意味合いも、参加枠の欠如から生じてきます。
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●最後に
以上、今回の記事は終わります。
次回はヨーロッパ国際大会の試合結果や速報等を考えています。

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もっと柔道環境に興味のある方は、こちらのサイトをご覧下さい。
『見る』柔道:http://www.mine.ne.jp/est.2876/judo_j/index.html

発行人:矢部里真樹
アドレス:est.2876@mine.ne.jp



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