沼尻川を渡り拠水林に入ると、エゾエンゴサクやキクザキイチゲが咲いていた。
キクザキイチゲはもう花を閉じていたが、エゾエンゴサクにちょうど光が射していた。
竜宮小屋に戻った時は18時を過ぎていた。
「撮影は?したいでしょ?食事は後でいいよ」と小屋主の澄夫さん。
「ありがとう〜、ゴメンね〜♪」とちゃっかり甘えて夕日の撮影に出かけた。
18時48分。日は落ちたのに、なかなか焼けない。
あの白い雲が焼けると綺麗だろうな〜」と思いながら待つが、一向に焼ける気配がない。
諦めて、小屋に戻ることにした。


温かい食事を食べながら何気なく後ろを振り返ると、景鶴方面が焼けていた。
窓辺に走り、「すごいよ。真っ赤に焼けてるよー」と厨房のスタッフに声をかけると、全員仕事を放り投げてやってきた。
「撮影しなくていいんですか?」と言ってもらったが、みんなと一緒に窓から夕日を眺めた。

部屋はいつもの208号室に一人だった。
三時半に目覚ましで起きるまで熟睡したので、目覚めはスッキリ。
四時に小屋の外に出た。
空には薄雲が広がり、朝焼けはない。
時間が経つと朝靄が出始めた。
長沢尻に行ってみた。
水芭蕉に朝露がついていた。
マクロで水滴を撮影してみたが、花が白いので目立たない。
〜2007年5月21日-22日:鳩待峠から尾瀬ヶ原&三条の滝〜5
前のページへ
次のページへ